都市環境管理 2011年12月22日

年内の最後の講義。
先週の出席票コメントを紹介した。記入率がなんと80%に達した。
質問は多彩で面白く、読みながら感心したりうなづいたりしている。
レベルの高い質問への答え方を考えていると、
こちらの力量が試されている気分。まだまだ勉強が足りない。

今日はアンケート調査の方法について講義して締めくくった。
総合研究で、住民などを対象にアンケート調査を行う学生が結構多い。
アンケートの「極意」を伝授するのが今日のねらいだ。

アンケートの質問は回答する人に影響を与える。
質問を読むことで、そのことに興味や関心を持つようになる。
だからアンケート票は慎重に丁寧に作らなければならない。
出席票コメントにある学生が「アンケートを実施して得られるものは大きいが、
相手にも何らかの影響があるのを忘れないようにしたい」と書いていた。

ところで、大切なことは文字の大きさだ。
学生がレポートなどで使う文字は10.5ポイントが多い。
地域の住民の方々が回答するアンケート票には小さすぎる。
アンケートの質問文は、中学生から高齢者まで
誰にとっても読みやすく、わかりやすいものでなければならない。

少なくとも12ポイントは必要だ。
出席票コメントに「会社説明会で答えたアンケートは字が大きかったのを
思い出した」と書いた学生がいた。

たくさんの人が読む書類の文字は大きめに。
仕事や生活で役立つアドバイスなのだ!